てんかん治療とケトン食

てんかん発作を未然に予防するにあたっては、テグレトールなどの抗てんかん薬を処方する内科的治療が多くとられてれいます。てんかん発作といってもいろいろな種類があり、例えばテグレトールであれば、特に脳の一部分の興奮からてんかん発作がはじまるタイプの部分発作に対して効果を発揮します。このように、薬ごとに得意な分野というものがあるため、てんかん発作のタイプにあわせた抗てんかん薬を選択して、治療を行うことになります。
そうはいっても、テグレトールのような抗てんかん薬の投与だけではなかなか効果があらわれないような、難治性のてんかんというのも存在しています。特に、脳炎や髄膜炎などによる脳のダメージが原因となって起こるものについては、こうした難治性のものも多々あるため、複数の抗てんかん薬を併用して治療に当たるのが一般的です。
こうした抗てんかん薬の投与とともに、食事療法によって解決を図るという取り組みも一部にはみられます。代表的なものとしてはケトン食療法がありますが、通販サイトなどにケトン食のレシピの解説書が並んでいることがあるものの、これは通販サイトのなかだけで、一般にはあまりなじみのないものかもしれません。
ケトン食というのは、簡単にいえば、炭水化物を減らし、脂肪分を増やした食事のことで、脂肪が体内でケトン体に変わることで効果を発揮するとされています。主にウエスト症候群のような難治性の小児てんかんの患者に用いられています。このケトン食では、医師を通じてケトンフォーミュラとよばれる特殊なミルクを入手して加えるほか、1食あたりの脂肪と炭水化物・タンパク質の比率なども厳しく制限されるため、なかなかレシピを考えるのも手間がかかるものです。通販で解説書を入手するとともに、医師や栄養士の指導を受けて常に体調に留意しながら行うべきでしょう。